CLOSE
EN

大学院受験生・
研究者の方へ

教員一覧

研究科付き

西山 慧(にしやま さとる)助教

認知心理学・計算論的認知神経科学

思い出す(検索)・忘れる(忘却)ことについて,認知心理学的観点から心理学実験を用いた検討を行っています。検索を意図的に制止することで生じる忘却現象が主な研究対象でしたが,近年では,その根本にある記憶検索のメカニズムを明らかにすることを目標としています。その示唆を得るために,認知神経科学の知見に基づいた計算論モデルの構築にも取り組んでいます。一連の研究を通して,記憶理論に貢献するとともにそれらを教育場面へ応用することを目指しています。

 

齋藤 尭仁(さいとう たかひと)特定助教

犯罪学・教育社会学・少年非行の社会学

人間の犯罪・非行・逸脱行動の原因に関して、統計手法を用いた犯罪学理論の検証により研究しています。特に最近では、犯罪誘発環境や外的な抑止力といった環境要因と、自身の欲求・行動に対するセルフコントロールや道徳性などの個人の内的要因の相互作用に焦点を当てた分析を進めています。また国際データを用いた少年非行の文化間比較研究や、犯罪のみならず貧困・格差・虐待といった広く社会問題の研究にも取り組んでいます。

馮 可欣(ひょう かきん)特定助教

教育社会学:文化社会学・ジェンダー

中国における少女期から成人期への移行を取り巻くジェンダー秩序について、若年女性の生活史に着目しつつ、教育から労働へのトランジッション、および消費行動を中心として研究を進めている。とりわけ、学校教育段階における「美しさの抑圧」と労働市場での「美しさの能力化」との間に生じるジェンダー秩序の転換について関心を寄せている。また、成人女性が主な参加者となる中国の少女文化にも着目して、日本との比較を交えつつ、それぞれの社会文化における少女性と女性性のもつ意味と特徴について分析を行なっている。